2012年11月11日日曜日

ラジオの棚に小物トレーを

コレも廃材で作りました。
A4の用紙がゆったり納る大きさです。
ニスを塗ってワックス掛けしています。
ニスは塗りやすくする為シンナーで薄めてあります。
ワックスは薄い塗膜の保護と手触りを良くする為です。

引き出しだと製作の寸法を正確に作らなければ成りません。
トレーなら何となく所定の場所に納ればよいので、かなりいい加減な作りです。

2012年11月8日木曜日

ラジオの棚・端材利用で物置スッキリ!

先日購入したラジオその物は気に入ってるのですがユニークな形状で置いた場所に馴染みません。
【参照・購入したラジオ】
http://ja1cvf2.blogspot.jp/2012/10/blog-post_25.html
使い勝手の為とは云いながらも、空き箱の上に載せてあるのが何とも侘びしい限り。

重い腰を上げ、寄せ集めで作った急ごしらえの棚、まだ棚の使い道は決まっていませんが一週間もすれば落ち着くでしょう。クリアニスで仕上げています。

物置にある端材を探してみました。
材料は感心する程色々あるモノです。
厚手のベニヤ板などなど・・・
下段の空間をキッチリと引き出しにしようかと考えたのですが簡単なトレーの方が自由度もあり使い勝手が良さそう。
*FAXの紙がチャント上に上がってくる為にはコレより高くは出来ず、引き出しでは浅すぎる。
トレーはどのようにまとめるか物置の中身と相談!
お陰様で端材でいっぱいの物置の整理が出来ます。



2012年9月21日金曜日

Uボルトを作る

Uボルトというのは説明するまでもないと思いますがU字型のネジです。
パイプなどに何かを固定したいとき、たとえばアンテナなど、とても便利です。
秋葉原のHAMショップには色々なサイズがあります。最近はホームセンタでも入手可能です。
これは幅30cm長さ35cmですがこんな大きいモノはなかなか手に入りません。

このUボルトを作ることにしました。
ホームセンタには、全ネジとか長ネジ、ネジ棒などの名前で太さも色々売られています。今回は8Φ長さ900mmのネジ棒(少し余る)を使いました。
ネジ棒には当然のように全体にネジが切ってあります。 真ん中部分のネジは不要ですがそういう既製品の材料はありません。
これを曲げるにはコツがあります。
★丸み部分の型を見つける・必要な丸みより少し小さめ、仕上がり300Φですから250Φくらいのパイプがあると具合がよいのです 。電柱を利用しちゃいましたが、お勧めできることではありません。
それに巻き付けて形を整えます。
慣れると大でも小でも簡単にできます。
★ネジの曲げる部分をガスなどで赤くなるまで焼いておきます。やけどをしないように!それを静かにさまし(焼き鈍し・水など掛けてはいけない)冷たくなったら型に当てて曲げます。
★焼き鈍しをしないで曲げるとほとんどの場合折れて失敗します。これはネジを切ってある為8Φのネジでも実質5.5mmくらいの太さになっています。またねじ切り加工の為材質が硬くなって折れやすいのです。

思ったより簡単にできます。お試し下さい。

2012年8月9日木曜日

減電圧表示器・警報器

昨年の震災以後非常電源として12Vのバッテリを用意して、ソーラー電源で常時充電して万一の場合に備えています。
そのままではもったいないので必要に応じて電力を使用しています。
ところが現実の問題としてバッテリを使い切ってしまうことがあります。
現在はバッテリ容量も小さいのでAC電源による自動補充電 は考えていません。実はそのためにバッテリを過放電させてしまったことが何回か有ります。
これはバッテリの寿命にも影響し、場合によっては非常時に使用できないことになります。

減電圧表示器なるモノを創ってみました。
電圧を測って警報を出すと云うことは多少なりともバッテリの電力を消耗します。
なるべく簡単で消費電流の少ないモノを考えてみました。
私はDC12vの電源系にテーブルタップ型の専用コンセントを使っています。
これに表示器を差し込んで電圧が下がるとLEDが点滅してバッテリ電圧の低下を知らせてくれます。

これには色々な問題点もありますので興味のある方は参考にして下さい。
回路について
手持ちの部品で構成してます。適当にアレンジして下さい。
ツェナーダイオード(5.1Vの電圧とバッテリの電圧を比較してLEDを点灯させています。4.7kΩの抵抗を大きくすれば消費電流を少なくするコトが出来ます。実用的には20kΩ位までOKです。
それ以上大きいとツェナー電圧の変動が目立ったりLEDの明るさが暗くなってしまいます。
DCコンセントについて
エーモン工業 http://www.amon.co.jp/ で販売していたのですが現在廃番となっています。便利な製品でしたが現在これに換わるモノは販売されていません。
DC12vの配線は電流が多くなりますので太い線で配線し、接続部分はしっかり固定しないと電圧降下、発熱、など危険が伴います。

安心して使えるテーブルタップの発売を期待します。
*一般AC回路用の転用は重大事故に繋がります。たまに使ってる人を見受けます。直ぐにやめましょう。





2012年8月5日日曜日

電流計アダプタ・感度倍増器


クランプメータと云うのををご存じでしょうか。
回路の電線に結合部分を挟むだけで交流の電流を計れる便利なモノです。
しかし実際に電化製品の消費電流を計る場合チョットしたアダプタを用意しておくとさらに便利です。
2本一緒になっているコードの線を二つに分けてコードの片側だけクランプ出来るようにしたテーブルタップなどを創っておきましょう。


私のクランプメータはは15,30,200Aのレンジしか有りません。
分電盤などの工事で使うにはそれで充分なのですが家電品の動作電流を測るには大きすぎます。
5A位でフルスケールになれば便利ですがそれは難しいので15→7.5Aとしました。
コンセントに付けるリモコンアダプタを改造して感度倍増器??なるモノを創ってみました。
リモコンSWは撤去して2回巻きの検出コイルを付けました。2回巻きのコイルをクランプすれば電流感度は2倍になります。
今メモリは8.6Aを示しているので 実際には4.3Aと云うことになります。

このアダプタはどんなクランプメータにも使えますが200Aのレンジを100Aにしようなんて考えませんように。
クロ線側に2回巻きの検出コイルが入っています。


2012年7月30日月曜日

温度計 4 妥協点を見つけました。

前回で出来上がったことにしたのですが、表示温度が2℃ほど高いのでは実用的に問題です。
気になるのでまたいじり始めました。

秋月のDE-20Wはセンサのケーブルを長くすると表示が高めになる。
それに気が付いて色々工夫している人が居ました。25mの延長を希望しているらしい。
http://blogs.yahoo.co.jp/tokusonryu/21510684.html
私は5m程度でよいのですが良い方法が見つかりません。センサはサーミスタのようですが単に抵抗値の変化を温度に表示してるのではなさそう。

室温や外気温を測るだけなので0.5℃位の誤差なら気にしないことにします。ケーブルを5mほど延長すると+1~2℃程度高めになります。
この誤差をもう少しキッチリ測る方法はないモノか。恒温曹なんかある訳がない。
いやいや有りました。
冷蔵庫です。冷凍・-17℃、パーシャル・1.1℃、冷蔵・4.4℃、野菜・11.9℃、それと金魚の水槽・27.6℃。
緩やかに変動してますがある程度時間を掛けて比較すれば温度計の比較誤差を確認できます。
比較の温度計は此またお粗末な金魚の温度計。
0℃以下はメモリがありませんけど念力でやります。
型式不明ですが白枠のデジタル温度計も比較用に活躍します。

その結果、ケーブルが長くなると温度は高めに表示される。1m程の延長ならほとんど気が付かない。1.5mで0.5℃程度。5mでは1℃程度の誤差になります。温度帯域による違いはこのレベルの測定では考察できません。
と云う訳でグレー枠のDE-20Wは約1.3m延長しました。写真撮影時のモードは外気温測定・最高、最低は記録中です。右側のSWを押すとモードを切替えられます。
初期の5m延長はあきらめました。
白枠の温度計は室内用。
右側の丸いのも温度計。色々あると表示のズレが気になるだけで良いことは何もありません。
電池(LR-44)は1年ほど持つので変更しませんでした。
温度の目安を知るという目的で完成しましたが暑さを実感するには充分でしょう。



2012年7月28日土曜日

温度計 3 一応出来たけど・・・

こんなカッコウに出来たのですがセンサーのケーブルを長くした影響は直せませんでした。

上が問題のDE-20W温度計です。外気温を計測しています。
右側のSWを押すと最高、最低の温度を表示します。
センサのケーブルは50cmほど長くしただけですが影響があります。
*ケーブルを約50cm長くしているので2℃ほど表示が高くなっています。オリジナルの状態にすると正しいと思われる値を表示します。

下はかなり古いモデルですが、室内の温度を測定しています。こちらもセンサケーブルの長さを変えると表示が高めになります。
センサはサーミスタと思われますが不安定になる原因は未解決です。
所定の使い方では全く問題ありません。個体差は0.5℃位なのでお値段から考えれば便利な製品です。
電池については単3のケースが無かったのでそのまま、1年位は使えるし電設ボックスは開封にドライバも要らない。
右上のSWが最高最低切替え用。

温度計 2 ・ MAX/MIN切替えSWを引き出す

ケースの穴開けにミスがあったのでやり直し。

グレーの温度計にある最高最低・MAX.MIN切替えSWを操作しやすいように配線を引き出します。
嵌め合いにドライバを差し込み開封成功。
但しこれをやるには覚悟が必要です。組み込まれている液晶板の電極が接触不良を起こしやすいのです。
導電ゴムで繋がってるのですが間に埃など挟むと表示不良になります。
ゴムの弾性で接触を保っているだけですからケースの嵌め合いが緩くなったりすると表示が出来なくなります。
線の引き出しはそれほど難しくはありません。リード線を既存のタクトSW所にハンダ付けします。

実際に使用する場合センサの距離が遠くなることが予想されましたのでセンサを一旦切り離しコネクタを付けました。
センサは常温10kΩのサーミスタです。何気なくグレーと白の温度計のセンサを入れ替えてみました。1℃以上の違いが出ます。
『サーミスタ毎に補正するのだろう』とそれほど気にも止めませんでした。でも補正するような所はありません・・・
センサコネクタの接続を確認する為に手元にあった10m程のオーディオケーブルでセンサの距離を伸ばしてみました。
成功と思いきや2度以上も低い値を示します。
念のため電線の抵抗は往復で約3Ω。この抵抗値が影響するとは考えられません。
さてその原因は何でしょう。
1~2mの線長でも表示に影響があることが判明!

2012年7月26日木曜日

温度計 1 最高最低メモリー付き

あまりの暑さに居眠りしながら『今何度』。
今日は38℃を超えている。
温度計ユニットがあったはず。
安くて有名な秋月の温度計が出てきました。
この温度計、グレーの方は最高最低メモリー付き。メモリー呼び出しSWはユニットの裏側に付いていて使いにくい。そのため忘れかけていたのです。
白いユニットは、タダ現在の温度を表示するだけ。  

適当なケースはないか電設用のSWボックスの穴無しプレートが出てきました。
これはパネルだけケースは露出コンセントボックスを買えばよい。バラで買っても規格品なのでピッタリ合う。


仮付けしたらこんな感じ!色が合わないですが、暑くて秋葉原へ行く元気は出ない。
裏側の写真、グレーのユニットの左側、小さいポッチがメモリー呼び出しSWこれを表から操作できるようにする。
電池はボタン電池、このままでも1年位使えるので良いかと思うが改造ついでに単3に交換しようか?
単3なら2個のユニットに供給しても1年以上持つと思う。

深く考えずに始めてしまった、上手くまとめられるか???



2012年7月4日水曜日

バッテリ7010-その3 18650利用

今回は充電器アダプタです。
いつものようにカメラの充電器BC-900(手持ち品)を利用します。
今回の電池パックはリチュウムイオン電池7.4V2000mAです。
充電器は7.4V800mA ですから充電時間が長くなります。充電器は当然のことですがリチュウムイオン電池専用でなければダメです。
この手の充電器は満充電時の電圧を監視していますので、充電完了時には自動停止するので安心です。
それでも最初の充電の時は電池、充電器共に異常発熱など無いか時々確認しましょう。

充電器の電池ソケット部分にアダプタを付けて電池パックを嵌められるようにします。
電池の接続方法など注意点はこちらのページを参考にして下さい。
http://park15.wakwak.com/~ja1cvf/diy/charger/charger.html

リチュウムイオン電池パックの場合、Tマークの付いた端子があります。素電池にはありませんがこの端子を付けないと充電できないことがあります。これは異常発熱があったとき充電を制御する為のモノで上記のサイトに簡単に説明してあります。
ご理解できない場合、接続回路を考えられない場合はこの様なアダプタを作るのはやめましょう。
部材の大きさなども充電器や電池パックによって違ってきます。
そのために細かい説明は省略しています。ご自分で研究してみましょう。

こんなモノでも部品を作るのはけっこう面倒です。
端切れの材料、手持ち道具総動員で作りました。材料費はタダ同然ですが製作時間はけっこう掛かっています。
またこの電池パックは家内がよく使う芝刈り機用ですから使い勝手や安全性にも注意しなければなりません。
いろんなリスクを考えると専用電池を求めた方が良いでしょう。

このアダプタには電池の方向や極性表示はありませんがガイド溝があり間違って接続は出来ません。
外形は普通の長方形に見えますが充電器自体入り口がテーパになっていて逆には入りません。それに併せてアダプタを作るのは大変です。

物作りのヒントとして遊んでみました。





2012年6月29日金曜日

バッテリ7010-その2 18650利用

いよいよサンプルを頼りに部品を作ります。
使う電池は写真を入れていませんがノートパソコンから外したリチュウムイオン電池2個ですです。
18650と云うのは直径が18mm長さが65mmです。
今回主役の塩ビパイプVP-20にピッタリです。 長さは充分に余裕があります。
電力量は7.2V1.3Ah→7.2V2Ahと大きくなります。実際には少々くたびれていますのでどの程度使えるかは疑問です。
それでもこの手の中古電池は在庫が多数有りますので気にしません。
ちなみに、前回お話しした純正交換用バッテリパックは2000円(中国製)~3000円で入手可能です。

こんなモノでも細かい部品が沢山必要です。
この手の工作には多少危険もあります。バッテリパックがどう云うモノかある程度理解出来ない方はマネしないでください。その様な訳で部品の詳細は省略します。


今回使った電池用バネは1個150円でした。電池ケースを壊して使った方が安上がりでしょう。
組み立てには塩ビ用接着剤、ホットボンド、などを使います。
ホットボンドに使う接着剤にはドライバなどでコジると簡単に剥がせる堅めのモノ、少し柔らかめで粘りの強いモノ(今回使用)があるようです。
性能表示など無く使ってみないと解らないようです。

左側にコネクタがあります。中央のネジ部分から右側にバッテリが収納されています。
黒いバーは極性を間違えない為のキーです。塩ビの板を張りました。


コネクタ部分。
電極は4個有ります。上下キーのある側が(-)下が(+)。
左横が(-)、右斜めが(T)で常温20kΩのサーミスタに繋がっています。
電極は端切れ基板などを利用しています。

サーミスタは電池に密着させで下さい。
*この構造ではとても困難で密着とは云えない状態になっています。
こちらは反対側。電池は簡単に交換できます。
中古電池ですから寿命が短いことを想定しています。



次回は充電器です。
今までの充電器はニカド電池用なので使えません。
カメラ用充電器の利用を考えています。

2012年6月22日金曜日

バッテリ7010-その1 18650利用

ハンディタイプの芝刈り機。芝刈りだけでなく植木のチョットした刈り込みにとても便利で愛用しています。
それに使う、このバッテリがくたびれてきました。
netで探してみると純正品は3000円以上。

最近よく使っているリチュウムイオンデンチ(18650)が余っているので何とかならないか。
こういう電池パックは大きさやコネクタ部分の細工が以外に面倒です。
水道管のVP-20が使えそう。
塩ビ管の一面を削り2本貼り合わせます。
これでケースの基本部分はOKです。

実際には本体との接続コネクタ部分、電池(2本)の収納部分、充電器との対応等々厄介な問題があります。
付属の充電器はニカド電池用でそのまま使うには勇気が要ります・・・危険です。

純正品でなければ2000円ほどで購入可能です。
賢明な方は無理して作るには及びません。それでも作り始めました。
その2からはコネクタ部分の部品作りを始めます。

工作のアイディア、ヒントとしてお読み下さい。安易にマネしないでください。リチュウムイオンデンチの充電には危険な部分があります。


2012年6月5日火曜日

電池ケース 18650

以前作った電池ケースを改良しました。
とても作りやすく寸法精度もよくできます。

なぜ私がこの電池ケースにこだわるのか?
18650という電池は充電可能なリチュウムイオン電池で一番普及している電池です。
そのためかどんどんストックが貯まっていきます。
この電池はほとんどのノートパソコンに使われています。
ノートパソコンの電池がダメになって新しい電池と交換したときダメになった電池パックを分解し使用可能なものだけ取っておきます。
その電池が貯まっていくのです。
この電池は自己放電が少なく3.6Vの電圧です。単3、2本分のパワーがあります。
さらによいことは液漏れ事故がほとんどないことです。発火事故も耳にしなくなりました。
どんどん溜まる18650を使わない手はありません。
*過充電には弱いので十分注意が必要です。

しかし、これの電池ケースはnet上では見かけますが秋葉原などでは見かけません。
そうなれば自作です。
しかし、あまり板金工作に経験のない友人からうまく作れないと云われました。
ケガキ線通りに板金を曲げられないのです。
どうしたモノかと考えていたところ、クラブのミーティングに自作トランシーバを持ってきたja1kjwさんの作品。
その作品の見事なケース 『これだ』 と、マネしてしまいました。

その材料はホームセンタでも打ってるパンチングメタルです。
穴サイズは色々ありますが目の細かい方が使いやすいようです。購入したのは0.5mmアルミ板に1mmの穴が開いたモノです。
その他必要なモノは
ジャノメ基板・スルーホールの方が使いやすい。
M3x4のビス・トラスという頭の大きい方がよい。
M3ナットと卵ラグ・卵ラグは先端を少し切り詰めます。
電池バネ・(-)用、ホームセンタにあります。秋葉原??
端切れ銅板・0.3mm程度の薄いモノ使いやすい。
*電池バネはハンダ付けが難しいのでこの銅板に付けて基板に取り付ける。
熱収縮チューブ・家庭物干し保護用(押し幅100mm)x15mm。リード線接続部分の絶縁用。
*3m長で数百円しますが、電子部品店より遙かに安いです。
接続用リード線・適宜

組み立て
パンチングメタルは50X79mm。穴の部分を切り取るように鋏で切ります。
コの字に折り曲げます。中央が19~20mmに、両袖が同じ(この場合約15mm)になるように穴位置を考えます。これも穴位置で曲げると綺麗に曲がります。
*穴をケガキ線のように考えると加工が簡単です。

両端の袖を2mm(2穴分内側に)折り曲げます。底になる部分は曲げる必要がないので角に切れ目を入れてラジオペンチでひょいと曲げれば簡単。
コの字枠に合わせてジャノメ基板を作り電極のバネやビスを付けます。
電極基板は簡便にホットボンドで固定します。
電極は剥き出しだとショートの危険がありますから熱収縮チューブを被せておきます。

この技法は他の電池にも応用できます。
リチュウム電池は電力量が多いのでショートには充分お気を付け下さい。







2012年4月7日土曜日

BIRD43lugの修理

数年前DaytonのHAMventionに行った時ジャンクのSLUGを買ってきました。もちろん銘板はなく素性も解らない代物でしたがまとめて10$ほどの値段に惹かれ手を出したのです。そのままになっていたのですが思い出してテストをしてみました。
最初の写真は 300MHz帯2.5W(怪しげな書き込みから推定)
その結果どれも一応動いています。と云うことは厄介なダイオードは生きていたのです。


検出部分は周波数によっていろいろ違います。
150MHz帯5W






B帯域 ***Bというタイプ?
コイルの巻数4回から推定、Aは6回巻き。
アンダカバーが嵌め合い。
B帯域 容量補正板付き
P100A 25~60MHz (くびれの有る写真から下すべて)
傷だらけの銘板付き。
P100Aという銘板・今は無きMODEL4310専用。
動作不安定。とんでも無い数値を表示。
開けてみたら抵抗が焼けてます。
生きていると思われたダイオードの逆抵抗が小さい。
メータの振れが安定しないのはこのためか?
ダイオードの特性は中間メモリの精度に影響します。
*BARD43の低レベルのメモリ付けはかなりいい加減です。


周波数帯が25~60MHzなのであまり深く考えず手持ちの1N60に交換。1N23相当を使っているという噂もあります。
パスコンも壊れたようなので追加。
内部回路は最近の43シリーズと同じように変更。
小型のVRでフルスケールを合わせます。
やはり低レベルの誤差が多いようです。
壊れたダイオード。
コイルの下側から貫通しスリーブを被せたダイオードを使っていました。
コイルは6回巻き。

2012年3月5日月曜日

BIRD43 ピークホールド機能組み込み

BIRD43パワーメータは人気があります。私もご多分に漏れず使っています。
最近は過剰人気、junkでも新品に近い値段が付きます。
slugと呼ばれるユニットを交換すればHFからSHFに至るまでの広帯域で使用できます。
slugはこれまた高価でおいそれと購入できませんがBIRD43には必需品です。
しかし人気のあるBIRD43ですが、オリジナルのままでは音声と共に変化するSSBの電波に対しては必ずしも具合良いとは云えません。
そこで登場するのがPEPユニットです。
純正品より小さくまとめました。
コレはメータにピークホールド機能を持たせるモノです。
当然のように純正?アクセサリとして Peak Power Measurement Modification Kit が販売されています。しかしとても高価でその上電池の消耗が速いのです。SWを切り忘れると大変、即電池の交換を余儀なくさせられます。
ACアダプタを使えば電池交換の煩わしさから逃れることは出来ますが高周波の回り込みなど厄介な問題を引き起こすこともあります。
さて世の中には賢い人がいるようで電池の消耗が少ないPEPユニットや電力メモリを2倍に拡大する工夫をしている。たとえば100Wのslugを電気的に200Wのslugに変身させるのです。
組み込めばすぐ使える完成品もありますが自分で作ってもそれほど難しいモノではありません。
http://www.bear-el.com/pepkit/
ジャノメ基板に組み込んだPEPユニット

私もよく知ってるワイさんもやってるではないか!
http://ja2hyd.main.jp/Amateur-Radio/Bird43_PEP_Modify.html
(お試しになる方はこの回路を参照下さい)
私にも作れそう!
最近視力が衰えてきたことを忘れてジャノメ基板で作ってみました。案の定、ハンダ付け不良で修正が大変でした。
そのままマネしても良かったのですがやはり電池式にしたい。
いろいろ調べ、また実測してみると消費電力は4Vで300~400μA*程。コレくらいならノートパソコンから外した、くたびれたリチュウムイオン電池18650がピッタリです。
直径が18mm長さが65mm。最近は電池の型式をこの様に呼ぶことが多くなりました。ノートパソコンなどの場合ダメになった電池パックもホントにダメなのは1本か2本。元気の良いのは再利用しましょう。
ショートしないようにテープを巻いておく
中古の電池なので少々くたびれてるとしても2~3ヶ月はSWを入れっぱなしでもOKだと思います。
*テスタの内部抵抗が大きいので測定値としては正確ではありません。
回路的には電源部を電池に置き換え、その他チョットいじりましたがほぼ100%コピーです。
SWの取り付けはパネルを加工することをせずBIRD43の予備slug収納穴に取り付けます。この穴は左右にあるので、PEPのon-off切り替えと拡大メモリのX2-SWを付けます。
収納穴にピッタリ(約29.5mm)のアルミ板を2枚作って内外からトグルSWのネジで挟みます。両側で円板は4枚必要です。
予備slugのスペースにSWを
アルミ板に固定用の穴を開けてしまいましたがその必要はありませんでした。作り替えるのは面倒なのでそのまま使っています。
リチュウムイオンデンチ18650電池ケースは既製品がありません。
以前に作った電池ケースのお出ましです。
http://ja1cvf1.blogspot.com/2011/12/blog-post_25.html
この様な電池ケースが市販品にないのが残念ですがリチュウムイオン電池を使い始めると自然放電の激しい(特に古いのは)ニッケル水素電池は嫌になります。
リチュウムイオン電池の充電についてはこれらを参考にしてください。
『リチュウムイオン電池の再利用』
http://park15.wakwak.com/~ja1cvf/diy/lithium-ion/lithium-ion.html
古い充電器改造2題
http://park15.wakwak.com/~ja1cvf/diy/charger/charger.html