2011年8月17日水曜日

CAMERA ARM カメラアーム


小物写真撮影用のカメラアームを作ってみました。
作業台の枠にカメラを固定し安定な撮影が期待出来ます。
これで手ぶれが少なくなりました。リモコンかレリーズが有ればなお良いのですが。
レンズから撮影テーブルまで約35cmです。
高さは変えられませんが最近のカメラはズーム付きでカメラ高を変える必要はありません。
取り付け部品は中古のアルミ端切れです。古材なので無用の穴があります。
UPにすると雑な作業が目立ちます
 角パイプや角材を利用し水平を維持できるように工夫しています。
この他に固定用のビスなどが必要です。

このカメラはジャンク品として路上の段ボールの中から選り取り見取りで売られていたモノです。

薄型で小さく軽いモノを選択しました。
重いモノではアームのたわみが気になります。重いカメラではこのような片持ちでは支持できないでしょう。
使わないときはカメラを外していますが、このようにアーム部分を脇に寄せ棚の上部に一時待避できますので作業の邪魔にはなりません。

金具を組み立て棚に固定します
画素数は320万画素でこのようなnetの写真用にはピッタリです。面倒な圧縮操作も要らず快適です。

カメラ固定用ネジは三脚から外したモノを使っていますが、1/4インチのネジで合います。傘の先端のネジでもOKです。
工作で溜まってくるジャンク活用で便利なモノが出来ました。

作業中に一時待避






2011年8月6日土曜日

OMRON HJ005 の改造 その顛末

結論から云いますとHJ-005のパルスカウンタとしてのスピードアップは失敗です。
どうやらチャタリング防止回路は100均のD社のような単純な回路ではなさそうです。基板上には10個のコンデンサが載るシルク印刷がされています。その中には実装されてないモノもあります。
c1,c2,はXtalの負荷容量で発信周波数の調整用です。心臓部は基板上にモールドされたICで回路解析は困難です。
ターゲットにしたc3は多少スピードアップしたように思ったのですが空振りのようです。
実装されたコンデンサは104(0.1μF)でしたが付けたり外したりして動作確認しましたが15Hzが最高、1分間のカウント数は900CPMでした。
実はそのコンデンサは実験中にピンセットではじかれ行方不明です。代用品を付けて本日の実験終了です。
Xtalが使われていることから多機能のCPU制御と理解するべきでしょう。


最高カウントが900CPMというのはGM管によっては充分な早さですが高感度な検知器では足を引っ張るかも知れません。
ガイガカウンタの実験はもう少し進めて見ます。

2011年8月5日金曜日

OMRON HJ005 の改造

 文字が大きくて気に入ってる歩数計 OMRON HJ005 ですがチャタリング防止回路が効いて早い周期のパルスを受け付けません。
この応答性を改造してみました。

もちろん歩数計としては充分な機能を持っています。とくに余計な機能がないのでパルスカウンタとして使うには最高です。改造した場合当然のことですが最悪壊れて使い物になりません。
ケースの色は2色有るようです。
どちらでもお好きなモノを選べばよいのですがケースが半透明の白っぽい方を改造しました。
これにはそれなりの理由があります。
中身が何となく見えますからハメアイの爪の位置が解るのです。
爪の位置をねらって小さいドライバなどでこじ開けます。
ケース脇にある小さな黒いネジバッテリ交換用のネジを外すのを忘れないように。

一番勇気が要るところです。
ケースの材質も良く適当に弾力があり簡単に開きます。
さすが有名メーカ製?
ケースの蝶番部、軸の脇をニッパなどで切り取ります。この軸は外せるようになっているのですがジグが無ければ無理。どうせ元には戻せません。切り取るのが簡単です。基板面には歩数計測の振動バーが付いてます。これとまとわりつくように細い針金(バネと感度調整レバー)が出てきますがこれらは不要です。
文字盤側に蝶番の片割れが出っ張ってきます。これは丁寧に折り傷を付け切り取ります。

 直ぐ下にコンデンサとXtal(水晶)が迫っています。ご用心!
クロック用のXtalと思います。
振動バーを取り去り、軸受けとなっていたプラスティックのベースを基板と同じ高さに切ります。

基板固定は小さなビス6本です。其れを外せば基板が外れます。
バッテリホルダが接着されてます静かにはがしましょう。
逆さまにすると液晶が落下する可能性があります。ご注意!
液晶と基板は導電ゴムで繋がっています。
これは単に圧着してあるだけですが指で触ったりゴミを付けたりすると正しく表示されなくなることがあります。
この部分は何かオイルのようなモノが塗ってあるようですが確信がありません。
アルコールなどで掃除するくらいでお勧めできる修理方法は???です。

画面をクリックすれば
拡大して確認できます。
正しく動いてるときは手を触れないことです。


まず外部取り出しは
電源‥バッテリホルダの近くから、リセットSW‥jp1,jp2,辺りから、カウントSW‥ガラスのリードSWの両端から、細いリード線(6本)で引き出します。
これでHJ005はパルスカウンタとして使うことが可能です。
早い周期に対応するためにはリードSWの直ぐわきC3を外すか小さいものに代えます。C3は104(0.1μF)が付いているようです。
102程度あるいは取り去ればかなり早くなるでしょう。
小さいチップコンです。

 周波数応答性や感度が気になる方はカウントSWの所にオーディオオシレータなどを繋ぎ確認するのも良いでしょう。


あまりにも簡単にOKしてしまったのですがやはり気になります。
オシレータを繋いでやってみました。やはりです!
10秒間計測で150カウント=900CPM。(15Hz入力で計測)周波数を上げてもこれ以上は上がりません。これ以上の表示をねらうなら他のコンデンサを同じように試さなければなりません。
チップコンデンサの交換は虫眼鏡のお出ましでやっとの作業、気が重いです。

深追いは怪我の元、適当なtころでOKを出したいのですが。


取り出した信号線について電源の極性や信号とグランド(アース)との関係をよく調べましょう。
ここでは電源2本、リセット2本、カウント2本、合計6本を引き出していますが jp1,リードSWのr2側は電源の+側と共通のようです。
テスタなどで導通や極性を調べるとき、テスタに流れる電流にも注意しましょう。特にアナログテスタは電流が多いので正しく計れない、あるいは歩数計を壊すこともあります。
このような微少電力で動く電子機器は要注意です。




【 メインメニュウに戻ります go to INDEX page 】
http://park15.wakwak.com/~ja1cvf/