2012年8月9日木曜日

減電圧表示器・警報器

昨年の震災以後非常電源として12Vのバッテリを用意して、ソーラー電源で常時充電して万一の場合に備えています。
そのままではもったいないので必要に応じて電力を使用しています。
ところが現実の問題としてバッテリを使い切ってしまうことがあります。
現在はバッテリ容量も小さいのでAC電源による自動補充電 は考えていません。実はそのためにバッテリを過放電させてしまったことが何回か有ります。
これはバッテリの寿命にも影響し、場合によっては非常時に使用できないことになります。

減電圧表示器なるモノを創ってみました。
電圧を測って警報を出すと云うことは多少なりともバッテリの電力を消耗します。
なるべく簡単で消費電流の少ないモノを考えてみました。
私はDC12vの電源系にテーブルタップ型の専用コンセントを使っています。
これに表示器を差し込んで電圧が下がるとLEDが点滅してバッテリ電圧の低下を知らせてくれます。

これには色々な問題点もありますので興味のある方は参考にして下さい。
回路について
手持ちの部品で構成してます。適当にアレンジして下さい。
ツェナーダイオード(5.1Vの電圧とバッテリの電圧を比較してLEDを点灯させています。4.7kΩの抵抗を大きくすれば消費電流を少なくするコトが出来ます。実用的には20kΩ位までOKです。
それ以上大きいとツェナー電圧の変動が目立ったりLEDの明るさが暗くなってしまいます。
DCコンセントについて
エーモン工業 http://www.amon.co.jp/ で販売していたのですが現在廃番となっています。便利な製品でしたが現在これに換わるモノは販売されていません。
DC12vの配線は電流が多くなりますので太い線で配線し、接続部分はしっかり固定しないと電圧降下、発熱、など危険が伴います。

安心して使えるテーブルタップの発売を期待します。
*一般AC回路用の転用は重大事故に繋がります。たまに使ってる人を見受けます。直ぐにやめましょう。





2012年8月5日日曜日

電流計アダプタ・感度倍増器


クランプメータと云うのををご存じでしょうか。
回路の電線に結合部分を挟むだけで交流の電流を計れる便利なモノです。
しかし実際に電化製品の消費電流を計る場合チョットしたアダプタを用意しておくとさらに便利です。
2本一緒になっているコードの線を二つに分けてコードの片側だけクランプ出来るようにしたテーブルタップなどを創っておきましょう。


私のクランプメータはは15,30,200Aのレンジしか有りません。
分電盤などの工事で使うにはそれで充分なのですが家電品の動作電流を測るには大きすぎます。
5A位でフルスケールになれば便利ですがそれは難しいので15→7.5Aとしました。
コンセントに付けるリモコンアダプタを改造して感度倍増器??なるモノを創ってみました。
リモコンSWは撤去して2回巻きの検出コイルを付けました。2回巻きのコイルをクランプすれば電流感度は2倍になります。
今メモリは8.6Aを示しているので 実際には4.3Aと云うことになります。

このアダプタはどんなクランプメータにも使えますが200Aのレンジを100Aにしようなんて考えませんように。
クロ線側に2回巻きの検出コイルが入っています。