2012年4月7日土曜日

BIRD43lugの修理

数年前DaytonのHAMventionに行った時ジャンクのSLUGを買ってきました。もちろん銘板はなく素性も解らない代物でしたがまとめて10$ほどの値段に惹かれ手を出したのです。そのままになっていたのですが思い出してテストをしてみました。
最初の写真は 300MHz帯2.5W(怪しげな書き込みから推定)
その結果どれも一応動いています。と云うことは厄介なダイオードは生きていたのです。


検出部分は周波数によっていろいろ違います。
150MHz帯5W






B帯域 ***Bというタイプ?
コイルの巻数4回から推定、Aは6回巻き。
アンダカバーが嵌め合い。
B帯域 容量補正板付き
P100A 25~60MHz (くびれの有る写真から下すべて)
傷だらけの銘板付き。
P100Aという銘板・今は無きMODEL4310専用。
動作不安定。とんでも無い数値を表示。
開けてみたら抵抗が焼けてます。
生きていると思われたダイオードの逆抵抗が小さい。
メータの振れが安定しないのはこのためか?
ダイオードの特性は中間メモリの精度に影響します。
*BARD43の低レベルのメモリ付けはかなりいい加減です。


周波数帯が25~60MHzなのであまり深く考えず手持ちの1N60に交換。1N23相当を使っているという噂もあります。
パスコンも壊れたようなので追加。
内部回路は最近の43シリーズと同じように変更。
小型のVRでフルスケールを合わせます。
やはり低レベルの誤差が多いようです。
壊れたダイオード。
コイルの下側から貫通しスリーブを被せたダイオードを使っていました。
コイルは6回巻き。