2013年7月28日日曜日

充電器 改良

随分古い電動ドライバです。友人から頂いたものです。 その友はすでに他界しましたがドライバはしっかり働いています。
オリジナルのニカド電池がダメになり、リチュウムイオン電池に交換し息を吹き返し活躍しています。
当然のように充電器もそれなりに適合改修をしていたのですが再度の改修です。
今までは12V電源を必要としていましたが、カメラの充電器に接続用アダプタを付けAC100Vで使えるようにしました。

ドライバの電池ケース接続部は変形の接続口で工作が面倒なので内部回路以外再利用します。
充電器はPENTAXの手持ち品の流用です。
充電器の制御機能はそのまま使い接合部を一工夫します。
幅は偶然にもピッタリ。これも改修を始めるきっかけになっています。
少し長さを詰めコネクタを付けます。

蛇の目基板で作った接続口とアルミのカバー以外は不要となります。

PENTAXの充電器に合わせカバーを切り詰め、充電器用の3端子コネクタ(自作)を取り付けます。
この部分はスルーホールの蛇の目両面基板を使うと簡単です。

表は薄い銅板で接触部分を作り裏側のパターンからリード線を取り出します。
片面基板で作るとリード線がとても邪魔になります。

ドライバから電池ユニットを外し充電器にアダプタを間に挟んで充電開始です。
なお、このドライバについてはこちらに以前の改修の様子が記載されています。(下の方です)
http://park15.wakwak.com/~ja1cvf/diy/lithium-ion/lithium-ion.html
こちらにはPENTAX充電器の使用例が有ります。(これも下の方です)
http://park15.wakwak.com/~ja1cvf/diy/charger/charger.html

私は2端子のリチュウムイオン電池を3端子の充電器に接続するとき、T端子を10kΩの抵抗で(ー)端子に落として処理していますが保護回路を騙している怪しい方法です。
本来はサーミスタなどで温度上昇を監視します。

リチュウムイオン電池の取り扱いについては多少の危険が有ります。
充電がどういうことか良く解らないときはお試しにならないでください。万一の場合にも一切の責任を負いません。

リチュウムイオン電池について、こちらのサイトが参考になると思います。
http://industrial.panasonic.com/www-data/pdf/ACA4000/ACA4000PJ4.pdf