2012年6月5日火曜日

電池ケース 18650

以前作った電池ケースを改良しました。
とても作りやすく寸法精度もよくできます。

なぜ私がこの電池ケースにこだわるのか?
18650という電池は充電可能なリチュウムイオン電池で一番普及している電池です。
そのためかどんどんストックが貯まっていきます。
この電池はほとんどのノートパソコンに使われています。
ノートパソコンの電池がダメになって新しい電池と交換したときダメになった電池パックを分解し使用可能なものだけ取っておきます。
その電池が貯まっていくのです。
この電池は自己放電が少なく3.6Vの電圧です。単3、2本分のパワーがあります。
さらによいことは液漏れ事故がほとんどないことです。発火事故も耳にしなくなりました。
どんどん溜まる18650を使わない手はありません。
*過充電には弱いので十分注意が必要です。

しかし、これの電池ケースはnet上では見かけますが秋葉原などでは見かけません。
そうなれば自作です。
しかし、あまり板金工作に経験のない友人からうまく作れないと云われました。
ケガキ線通りに板金を曲げられないのです。
どうしたモノかと考えていたところ、クラブのミーティングに自作トランシーバを持ってきたja1kjwさんの作品。
その作品の見事なケース 『これだ』 と、マネしてしまいました。

その材料はホームセンタでも打ってるパンチングメタルです。
穴サイズは色々ありますが目の細かい方が使いやすいようです。購入したのは0.5mmアルミ板に1mmの穴が開いたモノです。
その他必要なモノは
ジャノメ基板・スルーホールの方が使いやすい。
M3x4のビス・トラスという頭の大きい方がよい。
M3ナットと卵ラグ・卵ラグは先端を少し切り詰めます。
電池バネ・(-)用、ホームセンタにあります。秋葉原??
端切れ銅板・0.3mm程度の薄いモノ使いやすい。
*電池バネはハンダ付けが難しいのでこの銅板に付けて基板に取り付ける。
熱収縮チューブ・家庭物干し保護用(押し幅100mm)x15mm。リード線接続部分の絶縁用。
*3m長で数百円しますが、電子部品店より遙かに安いです。
接続用リード線・適宜

組み立て
パンチングメタルは50X79mm。穴の部分を切り取るように鋏で切ります。
コの字に折り曲げます。中央が19~20mmに、両袖が同じ(この場合約15mm)になるように穴位置を考えます。これも穴位置で曲げると綺麗に曲がります。
*穴をケガキ線のように考えると加工が簡単です。

両端の袖を2mm(2穴分内側に)折り曲げます。底になる部分は曲げる必要がないので角に切れ目を入れてラジオペンチでひょいと曲げれば簡単。
コの字枠に合わせてジャノメ基板を作り電極のバネやビスを付けます。
電極基板は簡便にホットボンドで固定します。
電極は剥き出しだとショートの危険がありますから熱収縮チューブを被せておきます。

この技法は他の電池にも応用できます。
リチュウム電池は電力量が多いのでショートには充分お気を付け下さい。







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