2015年2月11日水曜日

MLA・磁界ループアンテナを作ろう 1

マンションのベランダでHFを楽しむには MLA・磁界ループアンテナ に勝るものは無いと思います。
超短縮のダイポールや超小型のホイップではマッチングの問題やインタフェアの問題で悩むこと必須です。特にアンバランス型のアンテナでは強烈なインタフェアを覚悟しなければならないでしょう。 また、マンションのベランダの広さにも問題ありでアンテナをたくさんあげられません。
簡単に免許が下りる200Wで運用するにはMLAを置いて他にはないと云っても過言ではない気がします。
もちろんMLAでも見た目の美しさや安定感は重要でマンション自治会に嫌われたら最後、無線の楽しみは消え去ります。
写真はJA1CXBさんのサイトからの引用です。
MFJ等のメーカ製も有りますが200Wはかなりきついのです。
何がきついか・・・チューニング用の高耐圧バリコンがネックになるのです。
これが手に入れば後は何とかなります。
友人のJA1CXBさんは見事にこれを克服しHFでのQSOを楽しんでいます。SSTVのような連続のフルパワーでもトラブルなく使っています。
【参照】http://my.reset.jp/~cxb/mla.html
とは言っても最初はトラブルの連続でした。
それを乗り越えることが出来たのは、このアンテナ特有の高電圧に対する配慮です。
JA1CXBさんのサイトを見ればその苦労が理解できると思います。

このアンテナはいろいろ問題はありますがちょっとひと工夫すると簡単にマルチバンド化が出来ます。
つまりチューニング用に使ってるバリコンのお蔭?でバリコンを回せばカバー範囲を自由に選べるのです。
もちろんそれを実現するためには乗り越えなければならないハードルは高いです。

☆ バリコンに求められる条件
高耐圧であること。
非常にQの高いアンテナですから共振すると高電圧が発生します。その電圧はLC比にもよりますが200Wでは6~7kVになります。
写真はJA1CXBさんのサイトからの引用です。

正確なチュウニングが必要。
Qの高いアンテナですから使用できる帯域がとても狭いです。7MHz帯で使う場合など有効な帯域は数kHzしかありません。 たまに 『結構帯域が広い』 と云ってる方がおられますがそれは余り出来が良くないと云っても良いかもしれません。バンド内を駆けずり回って遊ぶためには度々チュウニングを取り直す必要が有ります。

バリコンについてはJA1CXBさんの例が有る通り自作もそれほど難しいモノではありません。そして7MHzでは付加コンデンサも必要ですがそれも200Wに耐える作り方を習得されています。
 是非今一度JA1CXBさんのサイトを読み返してください。
http://my.reset.jp/~cxb/mla.html
写真や実用面での考察にはJA1CXBさんのサイトからの引用許可を頂きましたことお礼を申し上げます。

次回は積み残しになっていたバリコンの制御に付いて新たなアイディアを持ち込みました。これがうまく行ったらバリコンの作り方、アンテナ本体に付いても言及する予定です。







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