2012年1月12日木曜日

CANON G12 のフィルタアダプタ

CANON G12 には純正のフィルタアダプタがあります。
http://cweb.canon.jp/cgi-bin/camera/dcam/accessory/list.cgi
こちらを参照下さい。
純正品を買うか迷っていたのですが、ジャンク箱からこんなレンズホルダ金具が出てきました。
ビデオカメラ用の部品と思われますが、何とG12のレンズに合いそうです。
元来G12のアダプタはレンズに付けるのではなくボディに付けるようになっています。その部分を作れば良いのです。
このホルダ金具はしっかり出来ていてフランジ部分にG12に合う爪付きのベースを作ればフィルタだけでなく大きなレンズも付けられそうです。
とは云っても同心円の中に爪が出ていますのでたとえ旋盤が有っても簡単なモノではありません。
G12の取り付け部分の爪は3つの階層になっていますので3分割にすれば難しい工具を使わずに何とかなるでしょう。
実際には材料の厚さの関係で5枚のリングを作りました。
材質はプリント配線用の1.6mmガラス両面基板を使いました。右上が一番下になる部分。隣は0.5mmの基板下の右側ははがき程度の厚紙。
色々組み合わせて厚さを調整しました。
外側のキリカキはリリースボタンなどカメラ側の都合で逃げを作っています。

ホルダ金具の一部を削り3脚固定ネジを加工しました。これは1/4インチのタップで簡単にできます。
3つ並んだ中央が新たに作った3脚用のねじ穴です。

ホルダの上部のネジはレンズ等を横から固定するモノで多少ピッチの違うフィルタやレンズを固定できます。
ネジは特殊で普通のフィルタネジはしっくり合いません。
(ネジピッチは合いませんが取り付け可能)
*危ない使い方です。重いレンズは外れる可能性充分です。
3脚用ネジ加工は初期の目的 『フィルタアダプタ』 としてのみ使うなら、3脚への取り付けはカメラ側のネジでじゅうぶんですが、ホルダ側のネジを使えばホルダ金具を3脚に付けたまま、簡単にカメラを外すことができますので小型カメラの機動性も損なうことなく遊べます。

グレーの部分はホルダーの空間からの遮光用カバーです。
背面の様子。
カメラを爪に合わせ
30度ほどひねれば固定できます。

こんな感じに出来上がりました。
本来のフィルタだけでなくチョット悪のりして使わずしまってあったテレコンバータレンズを付けてみました。

コニカミノルタのA-200用・口径80mmで大きなレンズです。何とか固定できます。
テレ端では合焦範囲も広く快適に使えそうです。

このようなホルダの場合ワイド側ではケラレが出ます。
純正の フィルターアダプター FA-DC58B を使えば解決できるでしょう。
この試作は レンズアダプタLA-DC58K に近いモノと思います。
(1月13日 一部加筆)

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