2014年6月24日火曜日

Z軸センサ


私のフライス盤にはXYZの各軸の移動量をデジタルで読み取れるDROを付けています。
http://ja1cvf1.blogspot.jp/search/label/dro
この参照記事にありますとおり多少の問題点はありますが快適に使えております。
作業領域を見る時XY軸は目視できるのですがZ軸はキリの陰になり意外に見ずらいモノです。
キリを下げてワーク(工作物)に当たるところを正確に読み取りたいのです。
強くあてると傷がつきます。大抵は薄紙を挟んだりするのですがいい加減な紙ではその度に紙の厚さを考慮しなければなりません。
これは両面プリント基板の生板を紙の代わりに使ってみました。これの厚さは1.6mm(実測1.61mm)。端数は気になりますが紙よりマシ。
両面基板の電極をワークの上に乗せキリで挟んで導通させたところを基準にします。
両面の導通はブザー音で確認します。
この時のDRO表示が基準になります。基板の厚さが加算されていることを頭に入れることが必要です。
* 基準点のDRO表示から1.6mmキリを下げた位置でDROをresetして基準位置とします。
グリーンの部分は100均で売ってた防犯ブザーです。先端の透明部分にLEDランプが組み込まれています。押しボタンSWを押すとブザーが鳴り、またはLEDが発光します。
* 写真はオリジナルの状態。
そのまま使うつもりでしたがとてつもなく大音量で響き渡り消費電流も大きいので手持ちのブザーに交換しました。
100均の小物はどうしてこんなに安く出来るのか嬉しくなる半面どうも信頼性に欠けます。
電池ケースのハンダ付け部分には今はほとんど使うことの無いペースト(ノリ状のフラックス)がべっとりついていました。そのせいか電池のケースは真っ黒。思い切って洗剤で丸洗いしました。
その他気になるところも有りますが100均に免じて気にしないことにします。
不要のパーツを取り去り中身はスッキリです。
簡単なものですから一つ作ってみては如何でしょう。
このZ軸センサはフライス盤用に作ったモノですがボール盤でも穴あけの深さを正確にしたい時には役立ちますよ。
http://park15.wakwak.com/~ja1cvf/diy/scale/scale.html
このようにデジタルノギスを併用すれば正確な穴あけが出来ます。

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